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今年の日本音コンをちょっとだけ

12/18(土)に、今年の「第79回日本音楽コンクール」本選会の模様をNHKで放送していました。
ところが、そのことに気付いたのはラストのピアノ部門の頃で、本命・作曲部門は聴けずじまい残念。
でも二人のピアノコンチェルトだけ聴けました。そして本当によいことを学ばされました。

 

2位の今田篤さんは本選のピアノコンチェルトで30小節を飛ばしてしまう痛恨ミス。(ここから私は見ました。)
これを見て、改めて私が提唱する(!?)音楽における危機管理・対策の重要さを感じました。
ジャズ・ポピュラー音楽の世界でしたら、Cメロ譜やメモリーを目視しての「位置確認」ができますが、クラシックピアノの世界ではましてやコンクールではそれは許されない。大変ですね、クラシックピアノって。その中で如何にそういったミスを防止するか……一つ考えられるのは右左脳の効率的な使い分けでしょうか。音楽はイメージや感情だけではできないということは私もよく思います。


1位の吉田友昭さんは、既にヨーロッパではピアニストとして活躍されている方で、演奏旅行でロシアを訪れた際に、ロシア正教の教会で体験した「人知を超えた存在」その鐘の音。控室のピアノでラフマニノフのコンチェルト2番の冒頭を取材カメラの前で聴かせてくれた。その「鐘の音」は凄かった。凄かったという言葉では言い表せられない何かを彼は観じているし私も聴いて観じた。聴衆賞までGetしたのはもう当然だと思った。

恐らく多くの日本人と同じで、彼もいわゆる無宗教なのだと思う。私自身もなんだかんだで世界的にみれば無宗教の分類かもしれない。しかし日本人の無宗教は恐らく神社や仏閣や教会などに祀られている目に見えない偉大な存在を、「自分は信じていないから」と無視して通り過ぎてしまうのではなくて、或いは無視して通り過ぎるのだとしても直観的には畏敬の念を感じているのかもしれない。そしてこれ、という時はそんな神やGodや仏さんに触れることを自然とする。それは本当の意味での無宗教、なのではなくてある意味宗教といった概念を既に超越してしまっている次元なのかもしれない。日本人にはなじみの薄いと思われるロシア正教の教会で、この若きピアニストもそういったものを自然と観じてしまったに違いない。もちろん、特に感受性が強い人であることは間違いないとは思うが。

この方はおそらく、ある意味かなりユニークな人間で、その独特の喋り口調は悪く言えば「ピアノおたく」かもしれないが、何か他の「素晴らしくピアノを弾くピアニスト」とは別次元の素晴らしい世界を持っている。それでいて、ロビーでの結果発表で大声で「ありがとうございました!これからもよろしくおねがいします!!」と深々と頭を下げている姿は、決して特別な存在ではなくて、とても人間的というか、いろいろな場所にいる「一生懸命な人」の一人に思えた。それでいてピアノを弾くと他の誰にもつくれない世界を楽しく表現してしまう。……今後を期待したいし、既にクラシックピアノから離れてしまった私も何か触発された。イメージを持つことの大切さを改めて考えされられました。
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Date: 2010.12.21 Category: Music  Comments (0) 

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