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電子オルガンを卒業する時

エレクトーン、電子オルガンという楽器は、自分の音楽を見つけるための一時的な修行の場……というのが、私の定義付けです。
そういう意味ではかつてこの世界の頂点に達した人たちが、あの人もこの人も今では別の音楽の世界にいるということは自然なことでしょう。
但し今まさにこの楽器の渦中にいる人たちにとっては、正直「寂しい」「残念」みたいな気持にもさせられますが。

 

松田昌さんがブログで、死んだら戒名に鍵ハモを弾いていた旨の言葉を入れたい……みたいなことを書きだした時点で私は「おわったな」と思いました。
それに対してマサさんご本人は絶対にそうではない、別にエレクトーンをやめたつもりは全くない、とおっしゃるでしょうし、仕事では弾いたり教えておられるのでしょうし、実際に私にその旨の返事をくださったことがありました。しかし、仕事で弾いているかどうかではなくて、どれだけ自分自身が意欲を持っているか情熱を持っているか、だと思うのです。
「ああまた一人、エレクトーンの頂点に到達した人がこの世界から離れたな」というのが正直な印象ですね。寂しいですが、それでいいのではないでしょうか。
もともとマサさんご本人がおっしゃっているとおり、氏は「オルガン人間ではない」というのはよくわかります。
「Strings Ballad」私でしたらオルガンフルートで弾きます。そうすれば昔のエレクトーン・電子オルガンでもハモンドオルガンでもパイプオルガンでも弾けます。恐らくオルガンという、もともとタッチレスポンスの全く効かない楽器での表現方法を追求し続けた結果、オルガンでは自分の表現したいことが表現し切れない、という結論に至ったのだろうな、と。そうやって一人、また一人とこの楽器を離れていく。そういう楽器なのだと思います。電子オルガンって。
そんな中でいったい私はどのようにこの楽器と拘わっていけばよいのか、悩みますね。


私はもともとピアノではなくてオルガン好きです。何がいいか……楽器に包まれた状態で両手両足で演奏することに何とも言えない喜びを感じます。それは電子オルガンでもパイプオルガンでもオルガンであれば同じです。そして職人家庭に育ったこともあり、自作自演をメインとしたい。ですから電子オルガンというのはいちばん表現がしやすいということがあります。
訪れた教会やホールなどにパイプオルガンがあるにもかかわらず、ピアニカなんて私は吹きません。可能であらば迷うことなくオルガンが弾きたいですね。私はこのことは遺伝でも環境でもなくて前世での経験だと確信しております。そういった一人ひとりのベース、バックボーンは全然違う人たちが一つの電子オルガンという世界に集まっている。当然その先の進む道は違うに決まっている。20年前にJOCでエレクトーンを弾いていた子供たちをよく見て聴いておりましたが、彼らは本当にそれぞれの道に進んでおられます。

松本淳一さんのエレクトーンオリジナル曲は、ある意味完成していると思います。エレクトーンで十分に表現し切れていると思います。或いは今どきの電子オルガンでなくては表現できない独自の音楽かもしれません。
氏はベースとしてクラシック曲をたくさんエレクトーンにアレンジされていますが、その上でオリジナル曲のサウンドは単にオーケストラの代替でエレクトーンを弾いているのではない、ということに注目したい。シンセサイザーとしてのエレクトーンを発揮していわゆる電子楽器ならではの不可思議な音をふんだんに使用しておられます。
その上でエレクトーンにとどまらずにクラシック現代音楽をいろいろ作曲されている。氏は今後、どのような方向にいくことでしょうか。果して他の多くの人たちのように電子オルガンを卒業してしまわれるか、どうか……。


卒業……正直、寂しいですね。
でもその現実を見つめつつ、私も自分の音楽を何としてでも作りださなくてはと思う。
自らの強い意志さえあれば、卒業をせずに生涯に渡って電子オルガンでの音楽を追求することだって可能だし、今の私のホンネとしてはできればそうしたいですね。
ピアノソナタと管弦楽曲の違いみたいなもの。それぞれが独立した完成した音楽ですよね。すぐれたピアノソナタにおいて、決してピアノという楽器はオーケストラの代替楽器ではないです!

10代の頃は、「シンセサイザー奏者になりたい」などと公言しておりましたが、正直、ライヴとかみていると、自分はメロディパートとかほんの一部しか弾かない。その他はバックミュージシャンやコンピュータが演奏してしまっている。そんなことは当たり前ですが。だったらできる限り自分の手足で演奏した上でそれらに協力してもらえばよい。そのために、シンセサイザーと何も変わりのない今どきの電子オルガンなら十分な表現ができると信じています。或いはMIDIで繋いで他社のいわゆる「シンセサイザー」の音を「エレクトーン」の鍵盤を介して鳴らしたっていいと思うし。私が目指す「シンセサイザー奏者」とは、「電子オルガンをシンセサイザーとして使用するシンセサイザー奏者」であることは、当初から変わらないヴィジョンです。その上でオルガン好きであるという私のペースを大切にしたい。

ピアノではなくてオルガン好きという方は意外といらっしゃるようです。塚山エリコさんはピアノでもオルガンでも時々ライヴをされていますが、ファンのみんなが飛びつくのはやはりオルガンを弾くっていう時だなあ、と思います。私も早くライヴにおじゃましたいですよ。ピアノではなくてオルガンの演奏が聴きたいですね。

私もピアノを長く弾いてきましたし、弾いている時はすごく楽しかった。しかしエレクトーンに戻って、ああ私はオルガンの人だな、と正直思います。
しかしピアノもまた弾きたい気持ちはあります。自分のピアノを再び手に入れるのでしたら絶対、ヤマハのグランドがいいです(ドイツ製ではなくて)。アップライトや電子ピアノはもう二度と弾きたくないというのがホンネ。そしてクラシックの近現代曲とバッハ、その上でジャズが弾きたいです。スクリャービンとか、ヒンデミットとか、調性があるような~ないような~ ……みたいな曲が好きです。シェーンベルクの12音はちょっとねぇ……。

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Date: 2010.12.23 Category: 電子オルガン  Comments (0) 

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